フィッシング詐欺の対策

フィッシング詐欺とその対策

フィッシング詐欺とは優良な会員制ウェブサイトや有名企業を装い、本物のウェブサイトを装った偽のウェブサイトへのURLリンクを貼ったメールを送りつけ、個人情報を取得を目的としています。フィッシング詐欺は卑劣なものが多いのです。きちんと対策する必要があります。

 

フィッシング詐欺で取得した個人情報は、個人情報の取引業者間で取引したり、架空請求詐欺や預金の引き下ろし・成り済ましなどに利用されています。フィッシング詐欺で取得されたあなたの情報がどこで使用されているかわからないのです。知らない電話番号から電話がかかってきたなんてことありませんか?

 

フィッシング詐欺は、主にアメリカを中心に被害が出ています。日本でも2004年12月に国内初のフィッシング詐欺の被害が確認されたと警察庁が発表しています。

 

これからフィッシング詐欺の被害が拡大する恐れがあるので十分注意しましょう。なお、偽のサイトを作るという行為だけでも、著作権法や商標法などの違反となり処罰の対象となる可能性があります。自分でつくったサイトなどがこれにあたる場合はフィッシング詐欺ではないですが気よつけましょう。対策をしっかり練ってフィッシング詐欺にだませれないようにしましょう。

フィッシング詐欺の近年の事例

2008年5月 (フィッシング詐欺中国)

 

四川省で発生した大地震に乗じて、義援金目当てのフィッシング詐欺サイトが摘発されました。

携帯電話のショートメールで「中国赤十字が義援金受付口座を開設した」と募金を呼び掛けるもでしたが、「赤十字」としながら口座の名義人はなぜか個人名義になっていたそうです。

 

さらには、実在する「騰訊ネット慈善チャンネル」を本物そっくりに真似たフィッシングサイトも出現しました。ぱっと見ただけでは見分けが付かないくらい精巧に作られていましたが、義援金の振込先がなぜか個人名になっていたことから、ニセモノだと発覚したそうです。

 

2008年5月 (フィッシング詐欺アメリカ)

 

「iTunes」もフィッシング詐欺の標的にされています。iTunesの支払請求ページに類似した偽サイトを作成し、有効なクレジットカード情報の入力を促すというものだったらしいです。

 

ProofpointのAndrew Lochart氏は米国時間5月20日、Computerworldに対し、「Appleがターゲットとなったのは初めてのことである」と発言しています。「これはおそらく犯罪者が、Appleのオンラインでの存在が、ターゲットとして十分に大きいとみなしていることを示唆している」(Lochart氏)

 

フィッシング詐欺サイトでは、偽iTunesページでは、クレジットカード情報に加え、社会保障番号と母親の旧姓の入力も求められたそうです。

 

2006年5月 (フィッシング詐欺日本)

 

ヤフーオークションもフィッシング詐欺の標的にされました。他人のIDなどを使ってヤフーオークションにダイエット商品を架空出品し、落札した女性を偽装サイトに誘導してクレジットカード番号を詐取させ、この番号を使い同オークションで商品を落札した後、キャンセルする手口で、計約40万円を返金させてだまし取るなどしました。フィッシング詐欺では大きなお金ではありませんが、お金を現金で取られることより、電子マネーのほうが狙われやすいようです。

 

この被告は懲役3年6月、罰金100万円(求刑・懲役5年、罰金100万円)とう判決を言い渡されています。

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